Claude Code MCP Tasksの使い方|長い作業を預けて並行で進める

公開日:2026年10月27日。内容は2026年10月27日にAnthropicのClaude Code公式ドキュメントとMCP Tasks拡張の公式ページで確認した内容です。変わることがあるため、使う前に公式サイトでお確かめください。

結論:MCP Tasksは、レポート出力やビルドなど時間がかかる仕事をMCPサーバー側で走らせ、受け付けた時点でClaudeの呼び出しを戻す仕組みです。戻ったあとは別の作業を続けられ、終わるとClaudeに結果が届きます。

パブリックベータで、Claude Code v2.1.304以降のターミナルCLI・Agent SDK・GitHub Actions向けです。VS Code拡張とデスクトップアプリでは使えません。長いMCP呼び出しをセッション内で後ろに回す「自動バックグラウンド」とは別物で、リモートサーバー上のタスクはセッションを抜けても続き、同じセッションを再開すれば再び追えます。

MCP Tasksとは

Claude Codeは、MCP(Model Context Protocol)で外部ツールやデータ源につなげます。通常のツール呼び出しは、サーバーが終わるまで待つ形になりがちです。MCP Tasksでは、サーバーがMCP Tasks拡張を使い、長くかかる仕事を自分側で動かします。

流れは次のとおりです。

  1. ClaudeがMCPのツールを呼び出す
  2. サーバーが仕事を受け付け、タスク(task)として返す
  3. その時点で呼び出しが戻るので、Claudeはほかの作業を続けられる(待たせない限り)
  4. Claude Codeはサーバーに状態を問い合わせてタスクを追う。フッターに「1 MCP task」のような表示が出る
  5. 終わるとトランスクリプトに完了の一文が出て、結果はClaudeに渡る。結果そのものはトランスクリプトに載らないので、Claudeに聞いて取り出す

公式の例では、レポートのエクスポートやビルドが挙げられています。MCPの仕様側では、CI、バッチ処理、途中で人の確認が必要な処理などにも使う想定が書かれています。

自動バックグラウンドとの違い

Claude Codeには、メイン会話のMCP呼び出しが約2分経っても終わらないとき、セッション内のバックグラウンドタスクに移す仕組みもあります。こちらは/tasksで止められますが、セッションを抜けると続きません。

一方、MCP Tasksでサーバー側に乗ったタスクは、/tasksの詳細に「runs on the server; survives exiting this session」と出ます。リモートサーバーなら、Claude Codeを終了しても仕事は続き、あとから同じセッションを再開して再び追えます。

項目自動バックグラウンド/MCP Tasks(サーバー側)
何が動くか長くかかっている呼び出しをClaude Code側で後ろに回す/サーバーがTasks拡張で仕事を引き受ける
セッションを抜けたあと続かない/リモートサーバーなら続く(stdioはプロセスごと止まる)
確認・停止/tasks//tasks(停止はサーバーへキャンセル依頼。サーバーがすでに終えている場合もある)
結果の受け取りタスク通知としてClaudeへ/完了後にClaudeへ(聞いて取り出す。アイドルならClaudeが自分から着手)

Escキーではバックグラウンドのタスクは止まりません。止めるときは/tasksで選んでxを押すか、Claudeに止めるよう伝えます。切断されたサーバーは先に/mcpからつなぎ直さないと、キャンセルが届かずタスクを追えなくなると公式に書かれています。

使うための条件

ツール呼び出しがMCPタスクになるのは、公式ドキュメントに書かれた条件をすべて満たすときだけです。

一度きりの claude -p "..." ではMCP Tasksは付きません。Agent SDKやstream-jsonのセッションでは、入力を閉じたあとはタスクを待たないので、入力を開いたままにする必要があります。

始め方

  1. Claude Codeを v2.1.304 以降に更新します(ターミナルで claude --version)。
  2. Tasksに対応したMCPサーバーを接続します。例:リモートHTTPなら claude mcp add --transport http <名前> <URL>。状態は /mcp や claude mcp list で確認します。
  3. ターミナルで claude を起動し、メイン会話からそのサーバーの長い仕事を依頼します。
  4. フッターのMCPタスク表示や /tasks で進み具合を見ます。
  5. 完了の一文が出たら、Claudeに結果を聞いて続きの作業を進めます。

途中でサーバーから入力を求められる(elicitation)ことがあります。/tasksを開いているあいだはダイアログが隠れるので、閉じてから答えます。断る・Escもサーバーへの回答になります。非対話セッションでは、入力を求められたタスクはキャンセル依頼になると公式に書かれています。

リモートのタスクを追うときは、始めたセッションを claude --resume・claude --continue・/resume で対話的に戻します。サーバー名と接続設定は変えないでください。別セッションや --fork-session、一度きりの claude -p での再開では追いません。

結果を待つ設定

対話セッションで、タスクの結果をClaudeに待たせたいときは、settings.json の env などで次のいずれかを設定します。

CLAUDE_CODE_DISABLE_BACKGROUND_TASKS=1 やベアモードだけでは、MCP Tasksを待つようにはなりません。

料金

MCP Tasks単体の追加料金は、2026年10月27日時点のClaude Code公式ドキュメント・Anthropicの料金ページに記載がありません。Claude Code自体は有料プランに含まれます。

プランClaude Code/料金(公式表示・米ドル)
Freeなし/0ドル
Proあり/月20ドル(年払いは年200ドル・月あたり17ドル表示)
Max 5xあり/月100ドルから
Max 20xあり/月200ドル

Team・EnterpriseでもClaude Codeは利用可と料金ページに表示されています。Claude Codeの利用量は、同じプランのチャットなどと共通の枠から引かれます。税や円での支払額、地域による表示の違いは、最新の料金は公式ページでご確認ください。

向いている人・向いていない人

出典(公式)

https://code.claude.com/docs/en/mcp
https://modelcontextprotocol.io/extensions/tasks/overview
https://code.claude.com/docs/en/changelog
https://claude.com/pricing?mode=code
https://support.claude.com/en/articles/11145838-use-claude-code-with-your-pro-or-max-plan

よくある質問

Q. MCP Tasksと自動バックグラウンドの違いは?

A. 自動バックグラウンドは約2分かかるMCP呼び出しをセッション内で後ろに回す仕組みで、セッションを抜けると続きません。MCP Tasksはサーバー側で仕事を引き受け、リモートならセッション退出後も続き、同じセッションを再開すれば再び追えます。

Q. どの環境で使えますか?

A. パブリックベータで、Claude Code v2.1.304以降のターミナルCLI・Agent SDK・GitHub Actionsが対象です。VS Code拡張とデスクトップアプリでは使えません。Tasks対応のMCPサーバーと、プロトコル改訂2026-07-28での接続なども必要です。

Q. 料金は別途かかりますか?

A. MCP Tasks単体の追加料金は公式ドキュメントに記載がありません。Claude CodeはPro(月20ドル、年払いなら年200ドル)やMaxなどの有料プランに含まれます。最新の料金は公式ページでご確認ください。

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